どこもかしこもひかりごはん

どこもかしこもひかりごはん

6/23

 

 

朝9時前には起きて出かける支度をする。

最近はしっかり化粧をするのをやめた。たかが一色のアイシャドウを省いただけで、支度がさらさらと進むような気がして、お尻合わせが上手にできた。

 

車に乗って、多摩方面へ行く。

のんびり下道で行ってみる。街並みがどんどん変わって、緑が多くなって、道路が広くなっていく。気持ちが良い。

 

まなちゃんを拾って、可愛いお店でご飯を食べる。広いのに、物がごちゃっとしていてちょうど良い空間。魔女の本とかいっぱい置いてあって、さっちゃんやえりぴょんとも一緒に行きたいなと思った。

 

夕方になって、まなちゃんとバイバイして車を置きにいく。帰る家はここら辺じゃないんだとさみしくなる。帰るのをやめようかな、と、しばらく考えて、やっぱり車を置いて駅に向かった。

駅に着くまでに、知ってるお母さんや、元職場の人を3人も見かけた。ここがもう一つのホームってワケか。嫌な気持ちはなかった。安心した。

 

 

渋谷で乗り換えテンテントンをしている時、急に今の家にはやく帰りたくなった。気持ちの矢印がキュッと変わった感じ。

 

ひとつ先の駅で降りて、駐車場を探す。

見つけたが、電話をかける気合いが足りない。どうしようかと迷っているうちに、18時前だ。不動産屋閉まっちゃう…えええい!!!と、電話をかけた。近くの不動産屋だったので、そのまま顔を出して話を聞く。

 

そのまま遠回りをしてたくさん歩いて家に帰った。

 

 

一個ずつ、一個ずつ、着実に潰していく。そういう作業をしたら、みるみるうちに体の中に広がっていた暗闇が晴れてきた。

 

いい疲労感だ。

朝から動いて、夜には死ぬのかなって思ってたけど、そんなことなかった。

 

 

えりぴょんと電話をして、もっと気持ちが落ち着いた。夜の散歩は、空気が変な感じだった。

 

f:id:roppu628:20210623012938j:image