どこもかしこもひかりごはん

どこもかしこもひかりごはん

5/2

 

 

朝、一緒に起きて、コーヒーを淹れて見送る。

はい、はい、とちゃんと反応をしようとしてるのはわかるんだけど、忙しいとか、眠たいとか、そういうのでいちいち機嫌が悪くなる人のこと、心から共感はできないと思った。

だってわたし何も悪くないし。

何も悪いことしてないし。

朝は人一倍機嫌が良い人だし。

 

もう何もできないと、遮断することもしないのはフェアじゃない。そんなに機嫌を全開にしなくったって、わたしはここに居る。ちゃんとすることはできないけど、そこには居て欲しいみたいなの、ずるい。そういうずるいことわたしもしたい。しないけど。

仕事のことで機嫌が悪いなら、仕事にぶつけてこい。今わたしはニートなのです。

 

だいすきな家族に会いに行く。

集合前に中目黒の蔦屋書店で、子どもへのプレゼントの絵本を選びに行く。あんまりしっくり来るものはなかったけど、楽しい本を見つけたので、それを買う。

のんびりしてたらああ遅刻。

「すみません15分猶予をください」と、連絡すると「知ってるよ!」と軽快な返事。昨日も「ザキパンの遅刻病は知ってるから気にしてないよ!」と。

優しい人たちに甘える自分が嫌になる。たかが15分でも、本当は遅刻なんてしたくないのに。いつもずっとやさしくてありがとうございますと、甘えるしかない。

 

美味しいものをたくさん並べてくれて、お酒を飲みながら何時間もおしゃべりをする。

あの先生が〜とか、あの子どもが〜、とか話すが、「うちはペンネーム制なので、本名を言われてもわかりません」と、

あるお母さんのことは「ジムシー」と名付けていた。クソ笑った。

わたしのことをいじめていた太った女のことは「あ〜、ブタゴリラね」と。

もう全部を楽しくしてもらった。

その他「組長」「鶏ガラ」「島田紳助」「いってらっしゃい」「ドミノ」「ヘドロ」など、様々なあだ名が登場してきた。ずっと笑っていた。

 

たくさん励まされ、笑わせてもらい、手作りの美味しいご飯を食べさせてもらい、心がぶわーーーっと満たされた。

子どもたちもずっと穏やかで可愛かった。途中でしれっと昼寝をしちゃうくらい、のびのびと過ごす姿があの愛おしい時間を思い出させた。

 

 

久しぶりの多摩は遠かった。

 

なんでだろうね、ということを

どうでもいいや、と思いたくない。

傷も負いたくない。

わたしの心は間違っていない。伝えるとか、伝えないとか、そういうことに気合いを入れる前に、自分の気持ちが自分に対して一番正しい。

 

ゴーゴー五月、いい風が吹くと良いな。

 

 

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