朝、一緒に起きて、コーヒーを淹れて見送る。
はい、はい、とちゃんと反応をしようとしてるのはわかるんだけど、忙しいとか、眠たいとか、そういうのでいちいち機嫌が悪くなる人のこと、心から共感はできないと思った。
だってわたし何も悪くないし。
何も悪いことしてないし。
朝は人一倍機嫌が良い人だし。
もう何もできないと、遮断することもしないのはフェアじゃない。そんなに機嫌を全開にしなくったって、わたしはここに居る。ちゃんとすることはできないけど、そこには居て欲しいみたいなの、ずるい。そういうずるいことわたしもしたい。しないけど。
仕事のことで機嫌が悪いなら、仕事にぶつけてこい。今わたしはニートなのです。
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だいすきな家族に会いに行く。
集合前に中目黒の蔦屋書店で、子どもへのプレゼントの絵本を選びに行く。あんまりしっくり来るものはなかったけど、楽しい本を見つけたので、それを買う。
のんびりしてたらああ遅刻。
「すみません15分猶予をください」と、連絡すると「知ってるよ!」と軽快な返事。昨日も「ザキパンの遅刻病は知ってるから気にしてないよ!」と。
優しい人たちに甘える自分が嫌になる。たかが15分でも、本当は遅刻なんてしたくないのに。いつもずっとやさしくてありがとうございますと、甘えるしかない。
美味しいものをたくさん並べてくれて、お酒を飲みながら何時間もおしゃべりをする。
あの先生が〜とか、あの子どもが〜、とか話すが、「うちはペンネーム制なので、本名を言われてもわかりません」と、
あるお母さんのことは「ジムシー」と名付けていた。クソ笑った。
わたしのことをいじめていた太った女のことは「あ〜、ブタゴリラね」と。
もう全部を楽しくしてもらった。
その他「組長」「鶏ガラ」「島田紳助」「いってらっしゃい」「ドミノ」「ヘドロ」など、様々なあだ名が登場してきた。ずっと笑っていた。
たくさん励まされ、笑わせてもらい、手作りの美味しいご飯を食べさせてもらい、心がぶわーーーっと満たされた。
子どもたちもずっと穏やかで可愛かった。途中でしれっと昼寝をしちゃうくらい、のびのびと過ごす姿があの愛おしい時間を思い出させた。
久しぶりの多摩は遠かった。
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なんでだろうね、ということを
どうでもいいや、と思いたくない。
傷も負いたくない。
わたしの心は間違っていない。伝えるとか、伝えないとか、そういうことに気合いを入れる前に、自分の気持ちが自分に対して一番正しい。
ゴーゴー五月、いい風が吹くと良いな。