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朝、「休みが欲しい」と少し機嫌の悪そうな彼に、夜はどこかサクッとごはんを食べに行こう、と宥める。仕事がはやく終わるが、どこかで仕事②をして帰ってくる、と、不機嫌返しをされた。多分どこも寄らずに帰って来るんだろうなーと思いながら、いってらっしゃーい
わたしはコロコロしたのち、ゲームのお供のお菓子を買いにコンビニへ行く。ちょうどえりぽんから、「イけません?」とゲームのお誘いがあり、3時間くらい電話をしながらDBD。
ニート生活、これでなくっちゃね。
夕方、きっと今日の夜ごはんはピザを食べることになるだろうな〜とか勝手にうきうきしながら、カフェでも行こうと支度をしていると、予定通り(わたしの中で)彼が帰ってきた。お腹が空いたからと何か食べに帰ってきたのだ。
ゆうやさんは、予定が重なっている日などでも、一旦家に帰って休憩する、というリセットタイムをよく作る。小学生みたいでかわいい。
一緒にカフェに行って、それぞれのやりたいことをやりに行くことにした。
わたしは本を読んだり、なんやかんやして集中している横で、全然集中できていなさそうなゆうやさん。男の人って面白いよねー、こういう時全然集中しないよねー、と、学生時代に小野くんと公務員試験の勉強をしていた時を思い出した。小野くんはもっとかわいいから、こういう時デザートをよく食べていた。
帰り道、歩きながら色々話した。ゆうやさんは考え事や話したい時、よく歩く。そして本当によく喋る。
「今日はピザっすね」と、近所のドミノピザへ向かう。わたしは朝からずーっとそのつもりだった。んふふ〜
帰ってきてからも、ピザを食べながらゆっくりたくさん話す。
今日はよく笑っている彼をみて、毎日本当に大変な気持ちで過ごしているんだなと思った。わたしはゆうやさんの笑った目元がだいすきです。そういう姿を見て、わたしもいつもよりぐでーーんとした気持ちで過ごせていた。
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休みの日の朝だから、腕を貸してくれた。ぎゅーっと抱きしめられると、わたしのパワーゲージが一気に満たされた。ドMにはこのくらいがちょうどいいのかもなー
こういう日に限って、元恋人から連絡が来る。うー、う
ゆうやさんの予定の時間が早まり、お昼に台湾料理を食べに行くイベントが消え、彼は慌てて支度を始める。わたしは肩を床まで落とす。
「7時には帰ってくる」
「ひかりさん、今日は何かごはん作ってほしいです」
「いってきます(×3)」
突然嵐のように彼から言葉が放たれた。不器用な人の精一杯の慰めですたぶん
夕方は、めぐと長電話をする。主婦みたいな話。
ゆうやさんはきっとすごく疲れて帰って来るんだろうなー、明日仕事だからまたモードが戻っちゃうんだろうなー、と、人の休みが終わることに寂しさを感じた。週末を楽しみにする子どもみたいな気持ちだ。
作業をする彼の横で映画『ザ・ライダー』を観る。武士にはたまらない映画だった。
人の表情も放出されている些細なオーラもわかる。理解まではいかなくとも、何かがある、ということは鮮明に伝わる。
当たり前にあるようでそうでないこと、焦らずに見つめていきたい。もう暗いことに自分で足を突っ込むようなことはしたくない。
「だめ」じゃなくて「こうした方がもっと楽しいよ」と、子どもに明るい方の扉を開いていた時のことを思い出そう。あ、わたし仕事してる時はめっちゃポジティブだったんだな。今わかったわ
安い大根、食感があの世に行ってた