２８歳になったよ
もうそろそろ自分の在り方を見極めなきゃなと思う。あれもこれもよくわからない。よくわからないから知ろうとしてたけど、結局はずっとわからなくて苦しい。たのしく過ごそうと思えば思うほど、わたしの思っていることから離れようとしていく。誕生日くらいずっとたのしい気持ちで居たかった。自分から飛び込むこともなく、柔らかいものに包まれたかった。ああ本当に今日で人生が終わってもいいなと心から思った。いやもう満了、達成、優勝って感じで。もう胸がいっぱいだ。これ以上考える自信がない。
感謝と謝罪が入り混じる。
：
毎日毎日仕事のよくわかんない重圧で死にそうになっているけど、続ける理由があるからちゃんとやる。朝出かける時は元気でも、仕事が終わる頃には、もうハリのない糸がたらんと垂れて時々拗れている。でもちゃんと働くって、心地良いこともある。
必死に人に伝えて、わかってもらおうとした。いろんな人に会って、自分以外の生活を探した。それでも囲いは解けない。囲われている何かが道を遮ろうとする。守りだと思っていたものは、守りじゃないのかもしれないと思い始める。誰の何を信頼していればいいのかわからない。
：
言葉はちゃんとわたしの元に届いている。
もう大人だから、２８歳になったんだもん。
ああもう本当に無理かもしれない。どうすることもできない。逃げさせてくれ…今日の自分…ごめんな…２８歳になった日…
大人になったわたしを受け入れてくれ、時々子どもみたいになる自分を許してくれ…
