どこもかしこもひかりごはん

どこもかしこもひかりごはん

10/21

 

 

寝起き、風呂に入るか入らないかを襖越しにはなちゃんと話して、わたしは風呂に向かう。

疲れていて体が重いなんて久しぶりでハッとした。

 

風呂に入って、一生温まらない体温を感じて、朝出かける前に急いで風呂に入るなどはしない!!もう一生しない!!と決めました。

 

おととい、おでん屋さんのバイトが始まった。

本屋バイトをした後、豪速球で向かった。

このスケジュールでバイトをはしごするなどはしない!!もう一生しない!!と、決めながら

 

 

えりぴょんは仕事をサクサクこなしながらも、ぴょこぴょこふざけてて、わたしも一緒にたのしかった

仕事ができる人を見るのは本当に気持ちが良い

 

仕事終わりにみんなでご飯を食べに行くこともした。こんなことするのいつぶりだろうか。保育士時代は終業後3秒で職場を出ていたなあ、とか考えていた

 

 

しかし人の声を頭の中に取り込みすぎた一日だったようで、家に着いた頃には抜け殻だった。

胃は痛いし、耳の中に何かが詰まっているみたいに、聞こえが悪い。

もう本当に何もできなくて、倒れ込んだり、耳を塞いだり、目をつむったりした。

たのしかったのに、今もたのしいのに、自分がこれ以上のことを何も取り込めないってことが、苦しくてたまらなかった。

 

えりぴょんとはなちゃんが体を温めてくれて、少し蘇生した。

思い出すと泣いちゃうな、みんなほんと優しいよ

 

仕事はしたいし、お金も稼がなきゃいけない。

しかしどうしても身体がついていかなくて、それが、痛みになって現れることが悔しくてたまらない。

 

馬鹿みたいだよなこんなの

 

 

仕事もたくさんしているわけじゃないし、生活が不安定になる、という話を人にした時、がんばって働くしかないんじゃないですか、と言われたことを思い出す。

何も間違ってないし、そうやっていて、自分自身が安定していた時のことを知っている。

 

でも今の自分も間違っていない。

 

強くなりたい、強く在りたいという少しの反発心だったとしても、わたしは間違っていない今をズンズン進んでいく。

 

夕方にワクチンを打って、さっさと家に帰り、風呂に入ってごはんを食べた。

夜に家でゆっくりしたのは久しぶりだった。

 

はなちゃんが帰ってきて、おしゃべりをして、いちにちを納める。

 

今日はどんな日だった?と聞かれることが、心地良いことを思い出しては、完全に忘れてしまう前に思い出せて良かったと心から思う。

 

 

誰かの元気になれるように、ちゃんと自分を元気に向かって整えていきます。

 

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