早朝4時前、はるちゃんから「陣痛きたかも」と連絡があった。
それからというもの、わたしはウロウロそわそわ、はるちゃんの夢をみてはハッと目を覚ましたりしていた。
はるちゃん母の不安に寄り添おうと連絡するが、「落ち着け」と逆に宥められる。
連続で煙草を吸い続け、ひとりで闘う彼女を想い、ウェーウェー泣いたりしていた。自分がこんなポンコツになるとは思わなかった。
出産報告を聞き、元気だということも知り、嬉しさと安堵で泣き崩れた。
はるちゃんから「ここまで背中を押してくれてありがとう」と、うまれたての赤ちゃんの写真が送られてきた。君ってやつは…どこまでも優しくて強い人…と、また泣き崩れた。
写真は3回保存した。
なんてしあわせな日なんだろうかと噛み締めた。
みんなこうやって、うれしくてしあわせでかわいいパワーを大放出して登場したんですよね。
本当にすごいことだ。
この瞬間をめいっぱい感じなきゃと思いました。今この時のしあわせな気持ちにこれでもかというくらい浸り、また次の今へ繋げていきたい。
それにしてもうまれたての赤ちゃんって最高に可愛い。可愛いとかでおさまる話じゃないなこれ。
手の中にクモ