新しい家に来てからの初めての休みの朝。
仕事に行く人はバタバタと起き始め、わたしはウトウト…。連日の早起きで、9時過ぎにはぱっちり目が覚めた。
昨日整えてもらった前髪が新鮮で、鏡の前でひと騒ぎした。いってらっしゃーい!と人を見送ったら部屋が突然、広くなった気がした。
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一緒に住んでいる相手は生活が変わったって平熱で、わたしだけ毎日、カムヒアカムヒア!!ってぎゃーぴー騒いでいる。
もう少し、なんかこう、ピンク〜♡みたいなのがあってもいいんだけど…つって…。
狭いベランダでどうにか洗濯物を配置して、区役所とか手続きに向かう。
免許の住所変更、わざわざ警察署に行かなきゃいけないのに、5分くらいで手続きが完了し、「じゃっ!」って感じで返されてキョトンとした。わたしに権力があったら、こういう生活の小さな不便さをどうにかしたい。
めぐが隣駅くらいに来ているらしく、なんだか安心。はやく一緒にここら辺のお店を開拓したい。
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相手の気持ちを察しながらも、自分が求めている感覚へ寄せていく、みたいなこと、やってる本人以上に相手の方がその道なりに気が付いていたりする。
相手側も同じように、ああこの人は自分とは違う感覚の方を求めているんだなと。
価値観の違いなんですね、とか、なんかネガティブっぽいことになっちゃいがちだけど、人としてうんこみたいなこと言っていない限りは、だいたいどっちの話も間違ってはいない。
そう思っているはずなんだけど、自分の思っていた方ではないところへ話が行き着いた時には、わずかにでもネガティブっぽい粒がざらっとしちゃうんだよねー。全部を納得したり、大歓迎できるくらいの器とかわし方があればなー、なんて思っちゃいます。
自分の思っていることを存分に伝える力が未熟です。みんなそんなものか。
人に対して“なんか嫌だ”という気持ちになりたくない。合わない人を排除していくみたいなこと、もうしなくても良くなりたい。
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ベランダが狭すぎて洗濯物の国になってしまったよ。多摩の日差しと、広いベランダが恋しくなった。