どこもかしこもひかりごはん

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就職試験

先日、就職試験を受けてきた。ガッチガチの面接。

3メートルほど先にビシッと長テーブルが並べられていて、面接官が四人もいる。

 

わたしは入った途端から、あああああ…こんな場所に来たくてわたしはがんばっていたのか…と死にそうになっていた。

試験官の第一声は「時間が限られているので質問には簡潔に答えてください」だった。

自分の気にくわないことにいちいち小言を挟みたくなるわたしは、心の中でしっかりと、人の話聞く気あるのかいな…と思っていたよ。

 

話下手なわたしは、自分でも呆れるくらいにつらつらとわかりにくい言葉で話していた。話長えな…と思っていただろうな。

ある一人の試験官に「エントリーシートを見る限り、熱い思いがあることだけは伝わりますね」と言われた。え、だけ?だけってなに?人のこと痛めつけようとしすぎじゃね?

 

そんなこんなで物理的にも精神的にも終わりを迎えたわたしは気がつくと小走りで試験会場を後にしていた。逃げ出したくて仕方がなかったんだなあ…。

すごく嫌な時間だった。甘えてるとでも、経験が足りないとでもいくらでも言ってくれて構わないから…もう…無理い…って感じで死んだ。

 

 

この経験から学んだことは、自分自身の足りなさじゃない。わたしは元から足りないのだし。

そうじゃなくて、わたしがこういう話を聞く立場に立った時にはどうしていこうかということだ。

選ぶ側にその職業のあたたかさが見えなくて、何の向上心が生まれるのかと疑問に思う人があの中に誰もいなかったとはな。

こっちから願い下げだ!!!!という気持ちでわたしはまた来週試験に向かうのですな。ふっわらけるわ

 

 

でも、みんな常識がないんじゃないかと思う。緊張の中でいかに自分を出せるかってそんなに必要なことなのかな。そんなことよりも、その人の良いところをどこまで引き出すか、が聞く側の本当の仕事なんじゃないかな〜〜なんてな。熱い思いだけはあるから何とでも言えるわ。パッパカパーン

 

 

あと一週間…あと一週間このストレスと共に生きれば、少しは楽になれる。

そしてもう少し先を見れば、あと一カ月…あと一カ月耐え抜けばもうあとはどうにでもなれということだ。わたしのぬるさ、あと一カ月は死んでくれ。頼む。